日常のお弁当やお子様の運動会などのイベントのためのお弁当は、
当日の朝、何かと慌ただしく、手間は省きたいもの。
前日にできることがあるなら、作っておいてしまいたい。
そして、作り置きしたものを2,3日使いまわせたら助かると思うのです。
お弁当と言わず、保存の効く、お手軽もう一品いかがでしょうか。
前日に作りおきできるおかずの紹介
彩りよく、カンタン3品、ご紹介します。
冷凍して、朝、詰めるだけ、です。
< ほうれん草のナムル&胡麻和え >
ほうれん草 1把
・ナムル
醤油 10ml
酒 10ml
砂糖 少々
ゴマ油 少々
ゴマ 少々
・胡麻和え
すりゴマ 15ml
しょうゆ 5ml
砂糖 5ml
冷凍するので、少し濃いめにしてありますが、ご自身のお好みとほうれん草の量とで加減してください。
1.ほうれん草を軽く30秒くらい熱湯にくぐらせ、冷水に取ります。
2.ほうれん草の水気を固く絞り、根を切り落として、お弁当に入る4センチくらいの長さに切ります。
3.ボールにほうれん草半分ずつをそれぞれの調味料を全て入れて、よく混ぜます。
4.お弁当用のカップに入れ、タッパーに詰めて冷凍庫で保存します。
ほうれん草だけでなく、いんげんはもちろん、ちくわもおススメです。
私は粗めの擂りゴマがすきです。
お好みで粗さも変えると風味もかわり美味しいと思います。
また、ピーナッツでも美味しいです。
< パプリカグリルマリネ >
パプリカ 赤・黄色 各1個
・しょうゆ 大さじ 8ml
・酢 8ml
・オリーブオイル エクストラバージン 8ml
・塩 適量
1.パプリカはタテ4等分に切って、ヘタと種を取り除き、皮目が焦げる位まで焼きます。
上下を返してさらに1~2分焼き、粗熱をとって皮をむきます。
2.パプリカを型で抜き、合わせた調味料と混ぜ合わせます。
3.お弁当用のカップに入れ、タッパーに詰めて冷凍庫で保存します。
型を抜かない場合は、皮をむいてから、太めのせん切りにして調味料と混ぜましょう。
お弁当に入れられる方はお弁当サイズに切ること、お忘れなく。
< 卵焼き >
卵 3個
・砂糖 15ml
・醤油 少々
・水 23ml
1.お好みの味付けで卵焼きを作ります。その際、少量の水を加えるとジューシーさが増します。
入れすぎないようにご注意ください。
2.粗熱が取れたら使いやすい大きさに切り、2〜3切れずつラップにくるんで冷凍庫で保存します。
作った卵焼きは必ず切ってから小分けにして冷凍庫に入れてください。
お塩味の卵焼きより、甘めの卵焼きの方が、味がいいです。
< つくね >
鶏胸ひき肉 300g
えのき茸 1袋
ねぎ お好み
酒 30ml
片栗粉 15ml
塩 少々
・醤油※大さじ3
・酒※大さじ3
・砂糖※大さじ2
・水※70㏄
片栗粉(仕上げ用)10ml
1.調味料を全部混ぜます。その際、砂糖の分量は好みにより増減しましょう。
2.ボウルに材料を総て入れて良く掻き混ぜます。
3.油を敷いたフライパンで一口サイズに焼きましょう。
4.焼き色がついたら裏返し、両面を焼きします。
5.合わせた調味料を流し入れて、つくねの内部まで火を通しましょう。
6.照りが出るまでじっくり煮込みます。
7.仕上げに水溶き片栗粉を入れて、冷凍用に少し硬めに仕上げましょう。
解凍すると、あんが緩くなるので片栗粉を多目にすることをおススメします。
8.お弁当用のカップに入れ、タッパーに詰めて冷凍庫で保存します。
味はお好みで調節なさってください。
晩御飯のもう一品にもおススメです。
手際の良いお弁当の準備のコツは?前日にできることは?
お弁当を作り置きする際に気になるのは、
腐ってしまうのでは、と思いませんか。
基本的に充分に冷まし冷蔵庫で保存しておけば、1日くらいでは腐りません。
食品が傷む原因の大部分は、細菌やカビなどの微生物による腐敗。
気をつけなければいけないのが、温度と湿度。
微生物の繁殖しやすい危険な温度帯は、
細菌で30〜35℃
カビで20〜25℃
ということは、
・常温に放置 つまり、”出しっ放し”
・温かいまま容器にいれて密閉してしまう
というのは、活発になる温度帯の時間が長くなり繁殖活動が充分にお行なわれてしまう、ということ。
すぐに冷ます、がポイントです。
また、前日に作ると美味しくなくなってしまものがありますので、気をつけましょう。
上記を踏まえて、前日にお弁当を作る時は、
・しっかり冷まして保存しなければならないこと
・食べるまでに時間があること
ということは、しっかり冷ますと、食材が固くなってしまったり、
食べるまでに時間があるということは、食材の表面が変色したりしてしまうものは避けましょう。
例えば、
前日ににぎって冷蔵庫で保存すると、固く”しまって”しまい美味しくないです。
当日ににぎって、常温でお持ちになることをおススメします。
また、揚げ物のフライを前日に揚げると、食材からの水分で表面がサックリしませんし、
果物は皮をむいて、変色したり、表面が乾いてしまったりするので、前日の作り置きは避けたいです。
逆に味が染みて美味しいもの、は前日からの作り置きが可能です。
煮物やご紹介した卵焼きやポテサラ、温野菜などは、前日仕込んでも問題無いです。
メインのおかずでおススメなのは、ハンバーグやつくね。
前日に肉を焼いておけますが、身質と脂が固くなるのが、気になります。
つくねなどのツナギに水溶き片栗粉を入れてあげると、固くなるのを防げます。
まとめ
朝のバタバタは何があるかわかりません。
前もって準備しておくと、少し余裕が心に出てきますし、
イベントであれば、当日よりも準備が楽しくなることもあります。
ご参考になりますように。
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