春先は、年度の始めということもあって会社などでは人事が刷新され、人の入れ替わりが
多くなる時期です。
それに先立って、年度末には人事異動、転勤が発表されます。
最近では、人事異動、転勤の際に挨拶をメールでやり取りするケースも増えてきました。
今回は、「転勤する上司の挨拶メールに対する返信」をどのように行えば良いかについて
解説します。
上司から転勤の挨拶メールへ返信。どんな内容を入れるのが良い?
異動になる上司からの挨拶メールへの返信は、慎重に返す必要があります。
たとえ今回離れてしまうとしても、先方が同じ会社内に留まる以上、
どのような巡り合わせで再び関わりを持つかもしれないので。
以下に上司からの転勤の挨拶メールへの返信に関するポイントを解説します。
①自分に対して挨拶文を送ってくれたことに対する感謝の気持ち
わざわざ自分に気遣いして挨拶メールを送ってくれた上司に対する感謝の気持ちを
冒頭でまず簡単に伝えます。
②これまでお世話になった上司への感謝の気持
これまで仕事を通して自分を教育し、育ててくれたことに対する感謝の気持を
具体的な仕事上のエピソードなども交えながら率直に表現します。
③異動先での上司の活躍を願う気持ち
最後に、上司への激励の言葉と感謝の気持を簡潔な言葉で表現して締めくくります。
転勤の挨拶メールに返信の例文
以下に、転勤する上司の挨拶メールへの返信の例文を具体的に示します。
「○○部長(部長、課長など役職名で呼ぶ。役職がない場合には○○さん)
異動のご挨拶メール、ありがとうございます。
わたしがこの部署に配属され、初めて部長から声をかけていただいたのは
○○のときでした。
仕事に慣れようと、必死で業務に携わっていた時に頂いたその時の励ましのお言葉は
今でも鮮明に思い出されます。
部長には、様々な場面で助言をいただきまたフォローしていただきました。
わたしがこの部署で曲がりなりにもこのようにやってこられたのも、部長のお陰です。
ありがとうございました。
どうぞお体にはくれぐれも留意され、あちらの部署でのますますのご活躍を
お祈り申し上げます。
長い間、本当にありがとうございました。」
ポイントは簡潔にまとめることですが、敬語の使い方にも注意しましょう。
たとえば、今回上司への激励の言葉として「お祈り申し上げます。」という言い回しを
使いましたが、これを「ご期待申し上げます」とすると不敬になります。
「期待する」は目上の者が目下の者に使う言い回しなので。
まとめ
メールでのやり取りは、顔が見えないだけに誤解を招きやすいとよく言われます。
仲間内でのやり取りでさえも揉め事の種になるぐらいですから、特に上司との
メールでのやり取りはなおさら慎重に行う必要があるでしょう。
今回の内容がお役に立てれば幸いです。
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