香典などの必要は急にやってきます。個人でやるにせよ、皆でやるにせよ
書き方のマナーはしっかり知っておきたいと思います。今回は有志で行う場合の
香典の書き方をまとめてみました。
有志一同の書き方は間違いなのか、名簿、内袋の書き方などを調査してみました。
有志一同と書くのは間違い? 本来の表書きは?
有志一同と書くのは間違いです。
例えば「会社名・○○課一同」とか「会社名・○○課有志」と言う風に
有志か一同かどちらかを書きます。ちなみにこれは表書きです。
有志一同の名簿(名前、住所)の書き方は?
この場合、代表者、会社なら会社名住所を記入しておくようにします。さらに
別紙で有志の名前を書いた名簿を同封します。これは香典返しを行う時に必要
となるからです。
この名簿ですが、縦書きで会社名などを右端に書き、その右側から年長者順に
氏名、住所、金額を書きます。名前はフルネームです。金額は漢字、住所は郵便
番号から書きます。
しかし香典が少額ということで、香典返しを辞退することも多いので、香典の
中に「お返し無用」とか「香典返し無用」などを同封しわかるようにします。
内袋に書く内容は?
上記の名簿と重なってしまうのですが、内袋(中袋)には住所・氏名・金額を
書きます。これは筆ペンを使う方が望ましいでしょう。住所や氏名の順番、金額の
書き方は上記に書いた通りです。
受付又は喪主が表袋とは別々に管理します。表袋には住所を書いたとしても、
内袋にも住所は記載してください。管理する側のことも考えるようにします。
※筆ペンと書きましたが、正式なものは薄墨ということになっています。手書きの
場合は特にそうです。印刷されているものがありますが、普通の黒で書かれている
こともあるので、その場合は同じにします。
まとめ
今回は有志で香典を渡す場合の書き方などを調査し、まとめてみました。
◎有志一同と書くのは間違い。有志か一同の一方を書く。
◎名簿は縦書き、氏名は年長者から、住所は郵便番号も。金額は漢字で。
◎内袋にも住所を書いたか確認する。
ちなみに香典袋は宗教などに合わせますが、水引は折り方にも注意します。
返しが下を向くことで悲しみを表します。
あくまで格式を気にする場合ですが、水引は金額が5000円以下であれば
印刷されたものでかまいません。1万円以上の場合、実物の水引がかかっている
ものを選ぶようにします。
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