訃報は思いがけない時に急に起こるものです。それぞれの家の事情や地域性や
宗教、どれだけ交友があったかなどで、自治会へのお知らせは変わってくるものです。
ちょっとのことでも、書き方次第で相手に嫌な思いをさせることもあります。
そんな自治会や町内会で訃報があった場合の書き方や伝え方ってどうすればいいのでしょうか。
今回は訃報のお知らせの書くポイントや例文などを調査してみました。
また近年の都市部での自治会の様子や、自治会で回ってきた訃報への対応なども
書いてみましたので、参考になさっていただければ嬉しいです。
訃報のお知らせ町内会や自治会の場合、書くポイント
訃報のお知らせは、自治会の会員様に亡くなった方の氏名、葬儀の日取りなどを
知らせるもので、誰にでもわかりやすく、迅速に行う必要があります。縦書き、横書きは
それぞれの地域性で違いますが、縦書きにこだわる場合もあるので注意すべきです。
宗教によって葬儀の呼び名が変わることがあるので、施主に聞いてみるのが一番です。
ある町内では広報誌で知らされますが、作成する方は、ほとんどの住民の方とも多くの
交流があるために、最後に皆が納得できるようなコメントがあるといいようです。
例:町内の子供たちのために毎朝通学路に立って指導されていたのが思い出されます、など。
ポイントとしては、いつ亡くなったのか、通夜、葬儀の日程がいつなのかを明確に書くべきです。
死因など書くところもあると聞きますが、これはあまり必要ではないでしょう。
最近では近親者だけで葬儀をすませるため、知らせない場合もあるようですが、苦情が来る
ケースもあるので、葬儀の後、簡単なお知らせを回すこともできます。施主などと相談して
決めていくことが大事になってくるようです。※掲示板にて知らせるところもあるようです。
以上のことを見てみますと、亡くなった方の状況、その方の宗教、ご遺族の意向などにより
ケースが全く異なってくるようです。誰もが納得するものは、なかなか難しくなりますが
事前に確認できることはちゃんとしておいて、回覧を出す必要がありそうです。
◎最近の都市部での自治会の様子
少し前であれば近所の方も葬儀に参列するのは当たり前になっていたかと思います。いつ
葬儀に参列し、お手伝いをすることがあってもいいようにエプロンは準備していたと聞きます。
喪服を着ながらのお手伝いになるので、それが必須でした。
しかし最近の都市部では、近所に誰が住んでいるかも知らない場合も多く、様子が変わって
きているようです。自治会の付き合いもあまりない、というか自治会に入っていない人も
多く、基本的に葬儀の連絡はしない傾向にあるようです。
よほど親しい知り合いであれば、連絡することもあるかと思いますが、そうでない場合は
あまり気にすることは必要ではなさそうです。
◎自宅葬の場合
今は自宅で葬儀を行う場合は少なくなりました。きっと葬儀場や葬儀社の貸会場などで
行われることが多いかと思います。もし自宅で葬儀を行うのであれば、自治会への連絡は
必ず行うべきかもしれませんが、それ以外ではする必要はなくなることでしょう。
◎自治会で回ってきた訃報への対応
自治会で訃報のお知らせが来た場合は、全く面識がないことも少なくないでしょう。知って
いると言ってもこちらが勝手に知っているだけかもしれません。参列しなければいけない
場合って何か決まり事があるのでしょうか。
一般的に日常的に面識がある方や、以前に家族の葬儀に参列してくださった方のみにして
おくのがよさそうです。家族を代表して父親が行くことで解決することもあることでしょう。
訃報のお知らせ町内会や自治会の場合の例文1
訃報
○○○○殿が平成○年○月○日未明逝去されました。
通夜、葬儀は以下のように行われますので、謹んでお知らせいたします。
記
通夜○月○日(○)午後6時半から9時
葬儀○月○日(○)午後1時から2時
場所○○セレモニーホール
○○市●●町1-2-3
電話0120-123-456
喪主○○殿(夫人)
以上
訃報のお知らせ町内会や自治会の場合の例文2
訃報
○○号室の○○様が○月○日午後2時に逝去されました。
ここに謹んで皆さまにお知らせいたします。
○○様のご冥福をお祈りいたします。
平成○年○月○日
○○自治会
まとめ
今回は町内会や自治会での訃報のお知らせの書き方をまとめてみました。
◎誰が亡くなったか
◎いつ亡くなったか
◎通夜や葬儀の日取り(これらを分かりやすく明快に伝わるように書く)
注意すべきポイント
◎その町内の地域性(縦書き・横書きなど)
◎遺族の宗教(言葉使い)
◎故人がどれだけ町内の方に関わってきたのか(これらを施主に尋ねる)
訃報を自治会で伝えるだけでも考えることは本当に多そうですが、できる常識の範囲で
行えば大丈夫かと思います。今は時代も風潮も変わってきているのでそれに合わせる
ことも大事になるかと思います。
コメント