とにかくおにぎりが大好き!子供がおにぎりが大好きでお弁当も必ずおにぎりにして!と言います。
ですが、具材も入っているし、夏場のおにぎりってなんか怖いですよね。
友達からは夏場のおにぎりが臭かった、糸を引いていたというエピソードも聞いたことがあります。
(その時は素材が悪かったので、そのエピソードものちほどお話します。)
厚生労働省や食品安全委員会によると、食品は室温では長時間保存せず、真夏(約30 ℃)では2時間以内を目安にすることが推奨されています。
以下に、その科学的根拠とともに、食中毒を防ぐための具体的な対策をご紹介します。
おにぎりは夏に常温で何時間持つ?
これはどんな状況かなのかで全然違うと思います。
夏と言っても外に置いているわけではないですし、屋内のクーラーを入れた状態なのか、それ以外なのか全く異なります。通常の範囲であれば、おにぎりは適切な状況化でも常温で持つ
のは一日です。
まず夏場で家の中でもそのまま放置することは危険です。すぐに腐さってしまいます。
10度以下でなければ急速にブドウ菌が増殖します。クーラーを入れておいても
まだ心配ですね。私的には夏は1時間置くだけでも嫌な感じがしますね。
真夏という視点で考えてみましょう。
真夏の室温(約30 ℃)では細菌が急速に増殖します。
厚生労働省の食品衛生マニュアルによると、調理後の食品は室温で長時間放置せず、2時間以内の消費が推奨されています。特におにぎりのような水分とデンプン質を含む食品は細菌の繁殖に適しており、夏場は非常に傷みやすくなります。
参考:厚生労働省 食品衛生マニュアル
ちなみに仏壇にお供えしたご飯。夏場に室温35度で12時間置いたものを、ある
主婦は大丈夫だから食べるなんてお話がありました。この主婦は匂いを嗅いでから
大丈夫だと感じたようです。抵抗力があれば大丈夫なのか、不思議な話でした。
夏のおにぎり 常温保存の目安時間
室温25〜30 ℃未満:4〜6時間以内
- 室温30 ℃以上:2時間以内(厚労省推奨基準)
- 直射日光や高温環境ではさらに短縮
※あくまで目安であり、条件によってはさらに短くなります。
おにぎりの夏場の食中毒を防ぐ作り方のコツ
◎手の菌を付けない
これはどうして食中毒になるのかを考えればわかります。それは手の菌です。
手を洗ったとしても、どうしても菌がついてしまいます。しかも手に傷があった場合その傷から黄色ブドウ球菌が増殖を始めることになります。
こういう理由から直接手でおにぎりを握るのではなく、ラップに包んでから握るか
100均などで売っているおにぎりの型などを使うと良いでしょう。少し握りにくくなってしまうかもしれませんが、夏は用心することに越したことはありませんね。
もしどうしても手で握るしかない場合は、調理前の手洗いは必須です。いつもより丁寧に洗いましょう。
◎腐りにくい具材を選ばない
腐りやすい具材は梅干しが代表格でしょう。
マヨネーズなども腐りやすいので美味しいのですが、断念して他の具材にしましょう。塩分があるものは傷みにくいです。
シャケやふりかけ、塩昆布などはおにぎりを傷みにくくします。これらを選ぶとよいでしょう。
海苔もおにぎりに欠かせないですが、これも傷みやすいものです。
もし分けて持っていくなら、直前に巻くことで美味しく食べられます。
◎塩を適度に使用
表面に塩を薄くまぶすことで最近の増殖を抑制します。
酢などもほんの少しですが、握る際に使うことで腐りにくくなります。
◎保冷剤や保冷バッグを併用
やはり温度が高くなると腐りやすくなるので、保冷剤を入れておくと良いです。
意外とクーラーバックに入れると持ちますよ。保冷剤も合わせて入れておきましょう。
やはり手間をかけることで、傷み方が全く違ってきます。これも自分や家族のためですね。
おにぎりが腐っていないかを見分けるポイント
◎臭い
まずは臭いでわかるかと思います。
で、どんな臭い?と言われてもここで伝えにくいですね。
しかしおにぎりは時間が経って粗熱が取れると臭いがしなくなるそうです。
これが第一段階ですね。その後、臭いが変わります。あんまり伝わらないで申し訳
ないですが、ちょっと変わった臭い、酸っぱい系の匂いや異臭です。
あれ?と感じたら辞めた方がいいでしょう。
◎おにぎりの表面、ねばつき
臭いだけでなくどんな状態かでわかります。
触ったり半分にしてみると、ネバネバしていることがあります。あ、納豆が入っているとかじゃないですよ。何も入って
いない状態でネバネバして糸を引きます。
◎色の変化
変色(黄色っぽくなっている)が見られた時もやめておきましょう。
ちょっとでもアレ?と思う時は辞めます。
ちなみに食品関連の仕事についている方の専門家のご意見は、状態もそうですが
五感で判断するそうです。臭いを嗅いで、口に含んで味が違えば吐き出すって感じです。
基本的には腐ると酸っぱくなるそうです。
失敗談に学ぶ 絶対にやめた方が良いこと
案外常識なようでわかっていない人が多いのが、夏場の「味のついたご飯」のおにぎりです。
例えば炊き込みご飯をおにぎりにする、チャーハンをおにぎりにするなどです。
味がついているから良かれと思ってやりがちなのですが、これがとても腐りやすいのです。
朝に握って、昼頃にはもうネバつき、糸引きが見られたという友達談がありました。
(作った人は、夏場の味ごはんは腐りやすいということを知らなかったそうです。)
また人の体調の状態によっても腐ってても大丈夫な方と、少し傷むだけでダメな方がいますので、問い合わせがあってもご自分で判断くださいとの回答をするそう。
わたしは大丈夫そうでも、嫌な予感?がしたり、時間が経っていたらやめますかね。
まとめ
夏場に食中毒を防ぐおにぎりの作り方や、常温でどれくらい持つかをまとめました。
◎常温でどれくらい持つか
◎食中毒を防ぐ作り方
◎腐ったのか見分けるポイント
以上、注意してみてくださいね。
コメント