送別会は何時の時代でも、別れという切なくも、また輝かしい未来への羽ばたきへの応援歌でもあると言えます。
卒業生や職場での転勤や、定年退職する人などを送る際は、お別れする人との名残りを惜しみ、次のステージでの活躍を祈り激励する会ですので、明るく元気に司会進行することが必要です。
送別会で乾杯挨拶の順番は?
送別会には身近な仲間や、企業の退職者など、当然ながらその人との別れがあります。
(今回送別会には通常「開会」「挨拶」「乾杯」「歓談」「閉会」という順序があります。
そこでまずあいさつする人の順番ですが、これを間違えると気まずい空気が流れたリ、
「何で部長じゃないの」など、ヒソヒソ声が聞かれたりしますので、幹事は十分注意が
必要です。
まず出席者の中で、一番上位の役職者にお願いするのが妥当です。
大きな業態の会社ですと、直接社長が出席することはないようですので、その部の
総責任者、あるいは直属の上司などがよいでしょう。そしてそのまま乾杯の音頭を取る場合が多いです。
ただ役職者の多い職場などは、最初の挨拶する人と、乾杯の音頭を取る人を別々にお願いするほうが、形としては納得されるでしょう。
送別会の進行方法(進行の流れ)
開会宣言 司会者
1) あいさつ 出席者の最上役職者あるいは直属の最上の上司
2) 乾杯 あいさつをした人か、別の直属の上司
3) 食事、歓談 しばらく食事をしながらの歓談
4) 送別のスピーチ 送られる人に対するエピソードなどを交えたあいさつや
感謝の言葉。ここで、入社から今日までの写真とナレー
ションを入れたビデオなどを披露するのも一興
5) 記念品贈呈 上司がまとめて目録を贈呈するか、各自が直接声をかけな
がら手渡す。
6) 花束贈呈 手渡しながら感謝の言葉を伝える。
7) 主役のあいさつ いままでの思い出と感謝の言葉を交えてあいさつ
8) 万歳三唱 上司か次にその役職に付く人が多い
10)お開き お開きの宣言をして、拍手で送る
司会進行、それぞれの場面でのセリフ例文
開会宣言
皆さん本日は、ご参集いただきましてありがとうございます。
私、今回の送別会の司会をさせていただきます〇〇と申します、宜しくお願いいたします。
「それではただいまより、〇〇株式会社◯◯部、〇〇 〇〇(役職)か(さん)の今後のご活躍とご健勝をお祈りすべく、ささやかではございますが、送別会をとり行ないます」
(あるいは「それではこれより、〇〇さんの送別会をはじめます」 など。)
〇〇さんは我が〇〇社で勤続〇〇年の間、時には厳しくそして親身になって後輩、部下を指導して下さいました。多くのクライアントからも絶大な信頼を頂いて、
いつも好成績をあげていた生粋の営業マンでした。(など、その人の評価すべき人物像を称える。)
そのビジネスに対する熱い姿勢を学ばせていただき、我々社員一同心からお礼申し上げます。
1) あいさつ
「まずはじめに、◯◯部の〇〇役職より、ご挨拶をいただきます」
(「〇〇さんより、ご挨拶をいただきます」)
2) 乾杯
「ありがとうございました」
「ここで〇〇(役職)or 〇〇さんによる乾杯の音頭をお願いします。」
お手元のグラスをお取りください。ではお願いします。
3) 食事、歓談(音楽)
「ありがとうございました」
ここからはお料理を召し上がりながら、しばらくご歓談頂きたいと思います。
4) 歓談中
送る人からのインタビューなどで盛り上げる。
この場面でインタビューを嫌がったり、単に「ご苦労様でした」だけしか言わない人より、仲の良かった人や、うまく褒めてくれそうな人を予めピックアップしておき、はなむけの言葉などを言ってもらうと、スムーズに進行できます。
[su_youtube url=”http://youtu.be/5xKyNZ6DLn4″]
5) 記念品、花束贈呈(音楽)
皆様楽しくご歓談いただいておりますが、ここで〇〇さんへの記念品贈呈と花束贈呈に移らせていただきます。
<画像記念品>
<画像花束>
6) 退職者あいさつ
それでは、本日の主役である〇〇(役職)さんよりご挨拶をいただきます。
〇〇さんよろしくお願いします。
<退職者あいさつ>
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7)万歳三唱(あるいは一本〆め、三本〆め)
「ありがとうございました」
それでは万歳三唱で〇〇(役職)さんをお送りしたいと思います。全員で元気に〇〇さんにエールを送りましょう。ご発声を〇〇(役職)お願いいたします。
お開き(音楽)
名残りはつきませんが、本日はこれでお開きとさせていただきます。
〇〇(役職)さん、皆様ありがとうございました。
〇〇さん!どうぞ新しい世界でますますご活躍されんことを、お祈り申し上げます。
それでは〇〇さんを盛大な拍手でお送りください。(拍手、主役退場)
こちらは企業の退職者メインの司会を想定してあります)
しんみりしてしまう場面も多いのですが、その人の今後の生き方を応援して、明るく元気に送りたいものですね。
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