職場で上司から、
「今回の資料、すごく分かりやすかったよ」
「この前の対応、よかったね」
「最近かなり頑張ってるね」
なんて褒められると、うれしい反面、
「こういうとき、何て返せばいいんだろう?」
と急に困ることがありますよね。
「いえいえ、全然大したことないです」
と謙遜した方がいいのか、
「ありがとうございます!」
とそのまま受け取っていいのか。
特に目上の人が相手だと、
「調子に乗っていると思われないかな?」
なんて気になることもあります。
でも、職場で褒められたときは、難しく考えすぎなくても大丈夫です。
基本は、
①まず「ありがとうございます」と受け取る
②必要なら、周囲や相手への感謝を添える
③最後に、今後の意欲を一言加える
この3つを意識すると、自然で感じのよい返事になります。
この記事では、上司から褒められたときの口頭での返し方から、メールやチャットでの返信例まで紹介します。
上司に褒められたら、まず「ありがとうございます」でOK
上司から褒められたとき、
つい、
「いえいえ、私なんて全然……」
「そんなことないです」
と否定したくなることがあります。
日本では謙遜することが自然な場面も多いので、こう返したくなる気持ちも分かります。
ただ、相手がせっかく、
「よかったよ」
「頑張ったね」
と評価してくれているのに、それを何度も否定すると、
相手の評価そのものを否定しているように聞こえることがあります。
なので、まずは、
「ありがとうございます」
と素直に受け取って大丈夫です。
例えば、
「今回のプレゼン、分かりやすかったよ」
と言われたら、
「ありがとうございます。そう言っていただけてうれしいです。」
これだけでも十分です。
謙遜してはいけないわけではない
ここは少し誤解しやすいところです。
褒められたときに、
謙遜そのものが悪いわけではありません。
例えば、
「ありがとうございます。まだまだ勉強中ですが、そう言っていただけてうれしいです。」
くらいなら自然です。
避けたいのは、
「いや、本当に全然ダメでした」
「たまたまです」
「私なんて何もしてません」
と、褒め言葉を何度も打ち消してしまうことです。
つまり、
成果を必要以上に誇張しない
でも、
自分の努力まで全部否定しない
このくらいのバランスがちょうどいいですね。
褒められたときは3ステップで考えると簡単
返事に迷ったら、次の3ステップで考えてみてください。
1.まず感謝する
最初はシンプルに、
「ありがとうございます」
でOKです。
例えば、
「この資料、すごく見やすかったよ」
なら、
「ありがとうございます。そう言っていただけてうれしいです。」
と返せば自然です。
2.必要なら周囲や相手への感謝を添える
チームで取り組んだ仕事なら、
「○○さんにも協力してもらったおかげです」
と周囲への感謝を加えてもいいですね。
また、上司から以前もらったアドバイスが本当に役立ったのなら、
「以前いただいたアドバイスが役立ちました」
と伝えるのも自然です。
ただし、
「全部部長のおかげです!」
のように、何でも上司の手柄にする必要はありません。
本当に助けてもらった部分があるときだけ、具体的に伝えれば十分です。
3.今後の意欲を一言加える
最後に、
「次回も期待に応えられるよう頑張ります」
「これからも分かりやすい資料を作れるよう工夫します」
など、今後につながる一言を加えると、前向きな印象になります。
上司から口頭で褒められたときの返事例
ここからは、すぐ使いやすい例文を紹介します。
シンプルに返す場合
上司:
「今回の資料、すごくよかったよ」
返事:
「ありがとうございます。そう言っていただけてうれしいです。」
これだけでも十分です。
無理に何か付け足そうとしなくても大丈夫です。
今後の意欲を加える場合
上司:
「プレゼン、分かりやすかったよ」
返事:
「ありがとうございます。次回も分かりやすく伝えられるよう頑張ります。」
感謝と今後の意欲を一緒に伝えられる、使いやすい形です。
上司のアドバイスが役立った場合
上司:
「今回の企画、よくまとまってたね」
返事:
「ありがとうございます。以前いただいたアドバイスがとても役立ちました。」
本当にそのアドバイスが役立っているなら、こう返すと自然です。
チームで取り組んだ場合
上司:
「今回のプロジェクト、よくやったね」
返事:
「ありがとうございます。チームのみんなに協力してもらえたおかげです。」
自分の成果を否定せず、周囲への感謝も伝えられます。
短い返事でも大丈夫
急に褒められると、長い言葉はなかなか出てきませんよね。
そんなときは、
「ありがとうございます!うれしいです。」
「ありがとうございます。励みになります。」
「ありがとうございます。これからも頑張ります。」
「そう言っていただけるとうれしいです。」
くらいでも十分です。
無理に気の利いたことを言おうとせず、まず感謝を伝えれば大丈夫です。
「おかげさまで」は使いやすい
「おかげさまで」も、職場で使いやすい表現です。
例えば、
「ありがとうございます。おかげさまで無事に仕上げることができました。」
「ありがとうございます。皆さんに助けていただいたおかげです。」
などですね。
ただし、何でもかんでも、
「○○部長のおかげです」
とする必要はありません。
誰かに助けてもらった場合や、周囲の協力があった場合に使うと自然です。
上司からメールで褒められた場合の返信
上司からメールで、
「今回の報告書、とても分かりやすかったです」
「先日の対応、非常に良かったです」
などと褒められることもあります。
メールでも基本は同じです。
感謝 → 必要なら周囲への感謝 → 今後の意欲
の順にすると書きやすくなります。
メール例文① シンプルに返す
件名:Re: ○○について
○○部長
お疲れさまです。
お褒めの言葉をいただき、ありがとうございます。
そう言っていただけて大変うれしく思います。
今後も分かりやすい資料を作れるよう、工夫してまいります。
引き続きよろしくお願いいたします。
メール例文② チームで成果を出した場合
○○部長
お疲れさまです。
お褒めの言葉をいただき、ありがとうございます。
今回の成果は、チームの皆さんに協力していただけたことも大きかったと感じています。
今後も周囲と連携しながら、より良い成果につなげられるよう努めます。
引き続きよろしくお願いいたします。
メール例文③ 上司のアドバイスが役立った場合
○○部長
お疲れさまです。
お褒めいただき、ありがとうございます。
今回は、以前いただいた○○についてのアドバイスを意識して進めました。
今後も改善を重ねながら取り組んでまいります。
引き続きよろしくお願いいたします。
「全部あなたのおかげです」ではなく、
「以前のアドバイスが役立った」
と具体的に伝える方が自然です。
TeamsやSlackなどチャットで褒められたら?
社内チャットなら、メールほどかしこまらなくても大丈夫です。
例えば、
「ありがとうございます!そう言っていただけてうれしいです。」
「ありがとうございます!次も期待に応えられるよう頑張ります。」
「ありがとうございます。チームのみなさんのおかげです!」
くらいで十分です。
チャットなのに長い挨拶文を書くと、逆に重くなってしまうこともあります。
相手との普段のやり取りに合わせて、短めに返しましょう。
同僚から褒められたときは?
同僚なら、もう少し気軽でもいいですね。
「その資料すごく見やすかった!」
と言われたら、
「ありがとう!そう言ってもらえるとうれしい。」
「ありがとう。結構悩んで作ったから、そう言ってもらえるとうれしいよ。」
などで十分です。
相手にも助けてもらっていたなら、
「ありがとう!○○さんにも手伝ってもらったおかげだよ。」
と返すのも自然です。
取引先から褒められた場合
取引先から、
「今回の提案、とても分かりやすかったです」
などと言われた場合は、少し丁寧に返します。
「ありがとうございます。そのように言っていただけて大変うれしく思います。」
「ありがとうございます。今後もお役に立てるよう努めてまいります。」
くらいが使いやすいですね。
相手との関係によって、表現の丁寧さを調整しましょう。
褒められたときに避けたい返し方
絶対にダメというわけではありませんが、少し注意したい返事もあります。
例えば、
「いやいや、全然大したことないです」
「たまたまうまくいっただけです」
「自分は何もしてないですよ」
と、何度も否定すること。
軽い謙遜なら自然ですが、褒め言葉を完全に否定してしまうと、
相手の評価を否定するように聞こえたり、会話が続きにくくなったりすることがあります。
逆に、
「そうですよね。自分でもかなり良かったと思います!」
と、自分の成果を必要以上に強調するのも、場面によっては少し強く聞こえます。
なので、
「ありがとうございます」
を中心にして返すと、かなり自然です。
まとめ|褒められたら、まず素直に受け取れば大丈夫
大人になると、褒められたときにかえって戸惑うことがあります。
でも、
「謙虚にしなきゃ」
と考えすぎて、せっかくの褒め言葉を全部否定する必要はありません。
迷ったときは、
「ありがとうございます」
とまず受け取る。
必要なら、
周囲への感謝や、上司からもらったアドバイスへの感謝
を一言添える。
そして、
「これからも頑張ります」
と今後の意欲につなげる。
この流れを覚えておけば、口頭でもメールでもチャットでも使いやすいです。
褒められたときは、無理に気の利いたことを言おうとせず、
相手の言葉を素直に受け取るところから
始めてみてください。
参考情報
この記事では、職場で褒められたときの受け答えについて、現在のビジネスコミュニケーション情報を確認しながら内容を整理しています。
実際の職場では、会社の雰囲気や上司との関係によって自然な表現は異なります。普段のコミュニケーションに合わせて調整してください。


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