床屋に行ったとき、
「どんなふうにしますか?」
と聞かれて困ったことはありませんか?
「短めでお願いします」
「普通でお願いします」
と言えば何となく伝わりそうですが、実は「短め」「普通」の感覚は人によって違います。
かといって、
「前髪は何cmで、横は何mmで……」
と細かく説明できなくても大丈夫です。
床屋で希望の髪型を伝えるときは、
・希望する髪型の写真
・前髪
・耳まわり
・後ろ・襟足
・刈り上げるかどうか
・普段ワックスなどでセットするか
このあたりを伝えるだけでも、かなりイメージを共有しやすくなります。
この記事では、床屋で髪型をうまく注文できない方に向けて、伝え方のコツや、そのまま使える注文例を紹介します。
床屋で髪型を注文するときは何を伝えればいい?
初めて行く床屋では、最初から完璧に髪型を説明しようとしなくても大丈夫です。
まずは、
「全体的にどんな感じにしたいか」
を伝えて、そのあと細かい部分を相談していけばOKです。
たとえば、
「全体的に短めにしたいです」
「耳まわりはすっきりさせたいです」
「前髪は眉毛にかからないくらいでお願いします」
というような伝え方です。
最低限、次の部分を伝えておくとイメージの食い違いが少なくなります。
前髪
前髪は、
「眉毛にかからないくらい」
「眉毛が少し隠れるくらい」
「目にかからないくらい」
など、顔のパーツを基準にすると伝わりやすくなります。
「2cm切ってください」と伝える方法もありますが、現在の髪の長さによって仕上がりのイメージが変わります。
長さがよく分からない場合は、
「眉毛にかからないくらいにしたいです」
のように伝えて、理容師さんと相談すると安心です。
耳まわり
耳まわりも、
「耳を全部出してください」
「耳に少しかかるくらい」
「耳の半分くらい出してください」
などと伝えられます。
「横は短めで」だけよりも、耳との位置関係を伝えたほうがイメージしやすくなります。
後ろ・襟足
後ろについても、
「襟足はすっきり短くしてください」
「刈り上げずに短くしてください」
「横と同じくらいすっきりさせたいです」
などと伝えられます。
「自然な感じ」という言葉も人によって受け取り方が違うため、迷ったら長さや刈り上げの有無を相談するとよいでしょう。
一番簡単なのは希望する髪型の写真を見せること
「言葉で説明するのが難しい……」
という場合は、希望する髪型の写真を見せるのが一番わかりやすい方法です。
スマホで、
「こんな感じにしたいです」
と画像を見せればOKです。
できれば正面だけでなく、横や後ろの髪型も分かる写真があると、よりイメージを共有しやすくなります。
また、
「この写真の前髪が好き」
「横の短さをこんな感じにしたい」
など、写真のどの部分を気に入っているのかも伝えると分かりやすいでしょう。
ただし、写真とまったく同じ髪型になるとは限りません。
髪の、
・太さ
・硬さ
・毛量
・クセ
・生えている方向
・頭の形
などは人によって違うからです。
自分がしたい髪型と、自分の髪質に合いやすい髪型は必ずしも同じではありません。
そのため写真を見せながら、
「自分の髪質でもできますか?」
「セットしやすいように調整できますか?」
と相談するのがおすすめです。
無理に写真どおりにするより、自分の髪質に合わせてもらったほうが、家に帰ってからもセットしやすいことがあります。
「普通に」「短めに」だけだと伝わりにくい
床屋でつい言ってしまいがちなのが、
「普通でお願いします」
「適当に短くしてください」
という注文です。
ただ、「普通」の長さは人によって違います。
自分では、
「耳が半分くらい隠れるのが普通」
と思っていても、相手は、
「耳を全部出すくらい」
を想像するかもしれません。
そのため、「普通に」と言う場合でも、もう一言付け加えると安心です。
たとえば、
「全体的に短めで、前髪は眉毛にかからないくらい、耳は出してください」
これだけでも、かなり伝わりやすくなります。
床屋でそのまま使える注文例
ここからは、実際にどう言えばいいのか、具体例を紹介します。
全体を無難に短くしたい場合
「全体的に短めにしてください。前髪は眉毛にかからないくらいで、耳まわりと襟足はすっきりお願いします」
細かい髪型が決まっていなくても、これくらい伝えれば、そのあと理容師さんと相談しながら決めやすくなります。
かなり短くしたい場合
「全体的にかなり短めにしたいです。横と後ろは刈り上げて、上はそれに自然につながるくらいでお願いします」
刈り上げる長さが分からない場合は、
「地肌があまり見えないくらいがいいです」
などと希望を伝えて相談できます。
ソフトモヒカンのようにしたい場合
「ソフトモヒカンっぽく、横と後ろは短めで、トップは少し長さを残してください」
さらに希望があれば、
「トップはワックスで立てたいです」
と付け加えると、普段のセット方法まで含めて相談できます。
写真があるなら、写真も一緒に見せるとより伝わりやすくなります。
ワックスで立たせたい場合
普段ワックスを使うなら、それも最初に伝えておくとよいでしょう。
たとえば、
「普段ワックスを使うので、上は立たせやすい長さにしてください」
という伝え方です。
反対に、
「朝はほとんどセットしません」
という人は、それも伝えておいたほうがいいです。
お店ではきれいに仕上がっても、毎朝しっかりワックスやドライヤーを使わないと再現できない髪型では大変ですよね。
普段どのくらい髪のセットをするのかも、髪型を決める大切なポイントです。
刈り上げの長さは「○mm」で伝えると分かりやすい
刈り上げをお願いするとき、
「五分刈り」
「三分刈り」
「一分刈り」
などという言葉を聞いたことがある方もいるでしょう。
一般的な目安として、次のような長さで案内されることがあります。
| 呼び方 | 長さの目安 |
|---|---|
| 五厘 | 約1.5~2mm |
| 一分 | 約3mm |
| 三分 | 約6mm |
| 五分 | 約9mm |
ただし、こうした呼び方や長さの認識には地域やお店による違いがあります。
そのため、
「横は6mmくらいでお願いします」
のように、mmで伝えたほうが認識の違いを防ぎやすいです。
とはいえ、初めての人なら、
「3mmと6mmではどれくらい違いますか?」
と聞いても問題ありません。
長さが分からないときは、無理に自分で決めず、
「短くしたいけれど、地肌がはっきり見えるほど短くはしたくありません」
などと希望を伝えて相談するとよいでしょう。
おまかせでも大丈夫?
髪型に強いこだわりがなければ、
「おまかせで」
とお願いすることもできます。
ただし、本当に全部おまかせにするより、
「ここだけはこうしてほしい」
という部分を1~2個伝えておくと安心です。
たとえば、
「似合う感じでおまかせしたいです。ただ、前髪は短すぎないようにしてください」
「おまかせで大丈夫ですが、耳まわりと襟足はすっきりさせたいです」
といった伝え方です。
これなら任せる部分を残しつつ、自分の希望も伝えられます。
前回と同じ髪型にしたいときは?
いつも同じ床屋に通っている場合は、
「前回と同じ感じでお願いします」
でも伝わることがあります。
ただし、担当者が違ったり、前回からかなり時間が空いていたりすると、細かな仕上がりまでは分からない場合もあります。
また、カット内容をどの程度記録しているかは店舗によって異なります。
気に入った仕上がりになったときは、スマホで写真を撮っておくのも一つの方法です。
次回、
「前回このくらいにしてもらって、ちょうどよかったです」
と写真を見せられるので、希望を伝えやすくなります。
こんな場合は最初に相談しておこう
希望する髪型が決まっていても、自分の髪質や普段の生活によっては、そのまま再現するのが難しい場合があります。
たとえば、
・髪のクセが強い
・直毛で髪が立ちやすい
・毛量が多い、または少ない
・朝はほとんどセットをしない
・校則や職場で髪型に決まりがある
といった場合です。
こうした条件があるなら、カットを始める前に伝えておきましょう。
たとえば、
「朝はセットしないので、何もしなくてもまとまりやすくしたいです」
「職場で耳に髪がかからないようにしたいです」
という伝え方です。
希望する髪型だけでなく、普段どう過ごすのかまで伝えると、自分に合った髪型を相談しやすくなります。
まとめ
床屋で髪型を上手に注文するコツは、専門的な言葉を覚えることではありません。
最低限、
① 希望する髪型の写真
② 前髪の長さ
③ 耳まわり
④ 後ろ・襟足
⑤ 刈り上げるかどうか
⑥ 普段ワックスなどでセットするか
を伝えれば十分です。
「普通にお願いします」
だけで終わらせず、
「前髪は眉毛にかからないくらいで、耳まわりと襟足はすっきりしてください」
など、少し具体的に伝えてみてください。
希望の写真があるなら、
「こんな感じにしたいのですが、自分の髪質でもできますか?」
と見せるのが簡単です。
自分の希望と髪質の両方を見てもらいながら相談すれば、イメージの食い違いも少なくなるでしょう。


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