「 難消化性デキストリン 」は、
トクホの約30%に採用されている機能性食品素材。
正直、あまり聞き慣れません。
実は現在の食品の多くに使われてる物質。
消費者庁や米国食品医薬品局に安全性の高い食品として認められています。
たとえば、清涼飲料水。
お茶やトクホのメッツペプシ、青汁の粉末にも使われてます。
最近、聞く「 難消化性デキストリン 」は何でできていて、
どのような効果があるのでしょうか。
難消化性デキストリンの効果
特に、特定保健用食品では、
下記の3点において、
・ 整腸作用
・ 食後血糖値の上昇抑制作用
・ 食後中性脂肪の上昇抑制作用
許可実績があります。
「 難消化性テキストリン 」を摂取することにより、
4つの効果があると言われています。
1、糖質、脂質の吸収スピードを緩める
2、腸の調子を整える
3、内臓脂肪を低下させる
4、ミネラル成分の吸収を高める
基本的にこれらは食物繊維が本来もつ効果。
糖質、吸収を緩めてくれるので、
食前などに難消化性テキストリンを含む食べ物や飲み物を摂ることで、
糖質を過剰摂取を防ぐことができます。
これは糖質制限ダイエットの観点からするととても良い効果。
「 難消化性テキストリン 」とは食物繊維ということ。
繊維質が、「 腸の調子を整える作用 」というのは、
便秘解消などの効果もあるということです。
「 内臓脂肪を低下させる 」ということは「 肥満にならない 」ということですが、
これの一番大きな原因はやはり「 糖の吸収スピードを緩やかにする 」ということが大きいのです。
その点を、特定保健食品でも、謳っているわけなのです。
まさに、
・ 食後血糖値の上昇抑制作用
・ 食後中性脂肪の上昇抑制作用
ということ。
なぜ、「 食後血糖値の上昇抑制作用 」
「 食後中性脂肪の上昇抑制作用 」に注目するかというと、
糖質、炭水化物が中性脂肪に変わる原因は血糖値の上昇と関連性が深いのです。
血糖値の上昇を抑えるために分泌されるインスリンという物質の生成が遅くなればなるほど、
中性脂肪が体内に蓄積されにくくなるのです。
それは、どういうことなのでしょうか。
私たちは食べ過ぎると、単純に太ります。
お菓子やごはんはもちろん、
糖質や炭水化物は摂取し過ぎると、単純に太ります。
糖質や炭水化物って一種の強大なエネルギー。
脳を動かすために、そして、身体にも必要。
そのため、お米やパンなど食事に何かしら炭水化物がついてきます。
確かに必要なのです。
ですが、過剰に摂取したり、摂取して何もしないと、
その有り余った強大なエネルギーはすぐに中性脂肪に変わってしまうのです。
これは体外から摂取できるあらゆる栄養素の中で、一番早くと言えるほど、早く中性脂肪に変わります。
中性脂肪が増えるということは、体重が増えます。
体脂肪率が上がります。
血糖値が上がります。
血圧が上がります。
尿酸値が上がります。
そして、糖尿病などの生活習慣病になってしまいます。
最初の段階として、糖質、炭水化物を摂取し過ぎると、
中性脂肪がどんどん貯まり、体重、体脂肪率が増加する、ということなのです。
では、なぜ糖質、炭水化物を摂取し過ぎると中性脂肪が増えるのでしょうか。
人間は炭水化物、糖質を摂取すると血中の糖度が上がり、血糖値が上昇します。
ちなみにあらゆる栄養素の中で、
血糖値が上昇するのは、糖質、炭水化物を摂取した時だけ。
糖質を摂取して血糖値が上昇したこの状態になると、
身体はインスリンという血糖値を下げる物質を分泌させて血糖値を下げようとします。
実はこのインスリンという物質のおかげで、
人間は血中の糖をコントロールでき、
血中の糖を血中以外の場所に貯蓄することにより、
糖を血液中から追い出して血糖値をコントロールしているのです。
糖は消えているわけではなく、体内には残り続けており、
糖は細胞に残っているのです。
ちなみに、インスリンの分泌が上手くできなくなったり、
何らかの影響で作用が効かなくなると糖が血中に残り続け、
高血糖状態になります。
さらに続くと、糖が血中から漏れだし排出機関へと進行し、
最終的には糖尿病になってしまうのです。
まさに、成人病という訳です。
インスリンが血中の糖を血液外に除去しようとするのですが、
その除去された糖がその後細胞に送り込まれ、
素早く中性脂肪に変わってしまうわけです。
これが太る、肥満になるメカニズムです。
結果、糖質や炭水化物を撮り続けると、
中性脂肪がどんどん体内に貯まり、
「 肥満 」となるわけです。
この糖質や炭水化物を中性脂肪に変わらなくさせる方法もあります。
それは、ご存知の通り運動です。
かなり強度の高い運動をおススメします。
それは運動することにより体内の糖質、
炭水化物はエネルギーとして消費されるからです。
ですが、 時代はどんどん便利になってきて、
運動習慣はどんどん減っていってます。
インターネットの急速な発達、PCやスマホの普及により、
身体を動かすこと減り、明らかに糖質、炭水化物の摂取量オーバーになるのです。
ということで、コントロールしたい。
でも、食欲はかぎりない。
そして、肥満になり、最終的には生活習慣病になってしまう、ということなのです。
ということで、
・糖質を制限する。
・コントロールできれば血糖値も上がらない。
ということは、体内に糖が貯まって、中性脂肪に変わることもない。
結果、太らない、肥満にならない。
それが「 糖質制限 」なんです。
シンプルな考えとして、
かの有名なダイエット会社さんが糖質制限しすぎで叩かれましたが、
ダイエット効果、体質改善効果がメチャクチャ高く、継続力もあるのがこの糖質制限のメリット、なのです。
難消化性デキストリンのダイエットに効果のある飲み方は?
ダイエットに効果的に摂取するためには、
頃合いが大事。
食事前に摂取すること、おススメします。
食前に飲んでおくと、あとから食べた食べ物に含まれている糖質や脂肪の吸収を抑えることができます。
食べ過ぎてしまいそうな予定がある場合、
「 友人と食事に行く 」
「 会社の付き合いで飲む 」
通常の食事量より、多くなってしまいそうな場合には、
事前に「 難消化性デキストリン 」を上手に摂取しましょう。
最近のスィーツは、目だけで食べたくなることも多いです。
ぜひ、スィーツ前にも「 難消化性デキストリン 」をおススメします。
ご存知の通り、お菓子やスイーツには大量の糖質が含まれています。
お菓子が食べたくなる時間は、小腹が空いた空腹時だと思いますが、
空腹時に糖質の高いものを食べてしまうと、
普段よりも血糖値の吸収率があがって、糖化が起こりやすくなります。
お菓子を食べ過ぎては意味がありません。
お菓子は基本的に食べ過ぎないように自己管理は必須です。
また、ダイエットの効果があるからといって、食事中にたくさん飲むのは控えましょう。
ダイエットで重要な代謝をあげる酵素の量が減ってしまうので。
食べものを消化している消化酵素は、カラダの代謝をあげる酵素から作り替えられたものなので、
食事中にお茶や水分を飲むと消化酵素が薄まったり、洗い流されてしまったりします。
身体の消化力を低下させないように気をつけましょう。
ちなみに、糖化とは、
身体の中でタンパク質と余分な糖が結びついてタンパク質が変性、
劣化してAGEsという糖化最終生成物つまり老化物質を生成する反応のこと。
老化物質AGEsは分解されにくく、そのAGEsの蓄積は肌や髪、骨など全身の老化を進行させ、
体調不良や様々な病気、例えば、糖尿病、高血圧、がん等々の温床にもなります。
糖質は脳や身体を動かす大事な栄養源なのですが、
摂取しすぎると、私たちの身体は錆びついてしまうのです。
上手に、糖質と付き合いましょう。
難消化性デキストリンの1日の摂取量は?
「 難消化性テキストリン 」は確かに食物繊維であり、
糖質などとても少ないのですが、それでも全くない訳ではありません。
多少なり、糖質も含まれているということです。
そうでないと、甘さに使われることはありませんし、
人が食べやすい、飲みやすいようにするために用いられることもありません。
実際に市販で売られている商品の使用上の注意欄にも書いてあるのですが、
「 一度に大量に摂り過ぎるとお腹がゆるくなる場合がありますので注意下さい 」
ってことでやはり一度に大量摂取は止めましょう。
当然のことですが、体質により合う、合わないもあるらしいので、
実際に摂取して気持ち悪くなったりしたら控えましょう。
まとめ
「 難消化性デキストリン 」は、
原料である粉末として購入可能です。
「 難消化性デキストリン 」粉末は、
水に溶かしたり、料理やコーヒー、スープなどに溶かすと摂取することができます。
ただ、ジュースとかに混ぜて飲むことは本末転倒ですので、
お気をつけください。
粉末には、特に味があるわけではありません。
若干とろみを感じるかもしれませんが、しっかり溶かせば、とろみも感じない、という方もいらっしゃいます。
ちなみに、「 デキストリン 」と「 難消化性デキストリン 」は別物なので、
購入時、ご注意ください。
商品を購入する際は、
原材料名をみて「 難消化性デキストリン 」を選びましょう。
「 デキストリン 」と「 難消化性デキストリン 」は似ていますが、別物です。
「 デキストリン 」は、じゃがいもなどに含まれているデンプンなので、糖質です。
「 難消化性デキストリン 」は、デンプンの中から消化しにくいものだけを抽出した食物繊維です。
「 デキストリン 」は糖質なので、過剰摂取すると、太ります。
気をつけましょう。
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